「ピアノを弾くことが好きな子、楽しんで弾く子を増やしたい」
という想いで始めた、宮の森ピアノ教室。
きっかけは「出産」。
幼少期はとにかくピアノを弾くことが大好きで楽しく、ピアノの先生ごっこをしたり
人前で弾くのも、遠足の前の日のように、いつもわくわくドキドキ楽しみで。
でも物心ついた時には
人と比べて私はできない、と毎日泣きながら練習したり、
体調を崩したり
実力をつけたい一心で練習曲をかたっぱしからとり組んだり、
でも思うように出来ない、、、そんな苦しい時期がありました。
「いつかは、また大学時代の先生に教わろう」と思って
必死で、練習曲やいろんな曲を練習していました。
出産後、育児でいっさい練習時間がとれなくなり
1年半くらい経った時
「また、ピアノ弾きたいな」
でも練習できるのは、子供が昼寝をする1時間だけ。
それまでは、指の基礎練習から始まり、スケール、練習曲、曲と
練習していたけど、
時間がとにかく無い。
この先、一生、先生につくんだろうか。
いまの先生がいなくなったらどうする?
先生に与えられた曲は、「合っている曲」だと思うけど、何となく苦しい。
ずっと与えられた曲を弾き続けていくんだろうか。
いっそ、「弾きたい曲」を弾こう。
先生に「弾いていいわよ」と言われてない曲も、弾こう。
そもそも「弾きたい曲」を弾けるようになるために練習曲もあるんだよね。
いつ弾くかわからない、いろんな曲のためのテクニックより
本当に必要なのは「弾きたい曲」に必要なテクニック。
絶対、先生に「弾いていいわよ」とは言われない、
でも「自分が心から弾きたい曲」を弾いてみた結果。。。
楽しい
心から、魂から喜びが溢れてきました。
ピアノをやっていて良かった。
習わせてくれた両親への感謝も自然に湧き出てきました。
そして今までの価値観を全てひっくり返すような
貴重な経験をあたえてくれた子供に、感謝の気持ちがこみ上げてきました。
そもそも、
「心から弾きたい曲は?」
「どうしてピアノを弾くの?」
「ピアノが弾けたら、何をしたい?」
「心から弾きたい曲のために何をする?」
という部分が、自分のなかで曖昧だったために
苦しかったんだ。
自分のためにピアノを弾くって楽しい
ピアノを弾くことは「私」を表現する大事なツール
そして
ピアノを弾くことや、ピアノを教えることで、人と繋がる喜び
ピアノ弾く楽しさを伝え、育てていく喜びを知った私が
ピアノの楽しさをもっと伝えたい
未来を担う子ども達に伝えたい
そんな風に感じています。
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